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柴咲コウ アパレルブランド「MES VACANCES」発表記者会見!

柴咲コウが自身初となるアパレルブランド「MES VACANCES」をプロデュース、10/11(木)都内で発表記者会見が行われた。

アパレルブランド「MES VACANCES(ミ ヴァコンス)」のテーマは、『旅をするように暮らす』『サステナブルで優しい服』。
縫い目のでない製法(ホールガーメント)で作られた商品の展開や、ネームタグが直接肌に触れることを極力少なくして着心地の良さを追求、さらに、ヌメ皮や洗濯が可能な素材を取り入れ、変化が楽しめ、永く愛用できるものづくりを目指していく。また、プレオーガニックコットンを積極的に使用し、オーガニック農法へ移行期間中の生産者の支援につなげるなど、忙しい現代女性のライフスタイルにフィットしつつ、購入することで社会貢献ができる衣服・雑貨を提供する。

会見にて柴咲は、「今年で芸能活動20周年になります。その間にたくさんの人と関わりながらみなさんに作品をお届けしている中で、クリエイターという視点でもの作りができるのではないかと思い、会社を立ち上げました。持続可能なライフスタイルを提案できる、衣食住を提供できるコンテンツやプロダクツを作っていこうと思いました。」と会社を立ち上げた経緯を説明。

立ち上げにあたり、今までの経験がきっかけになっているそうで、「いろいろな人と関わりながらもの作りをしてきているので、欲しいと思ったもの、作りたいという発信源が自分の中にあり、それを元にしてもの作りができるかなと思いました。洋服もどなたかに任せて作っていただくとか、消費者として買うだけではなく、提案する側になりたかったというのがあります。理由としては、消費者として矛盾を抱えながら生きていると思ったこと。こういったものが着たい、食べたい、住みたいと思いながらも、それを一生続けていったら地球はどうなってしまうのかという罪悪を感じることが小さいときからあった気がします。」と話した。

もの作りに対し、「いろいろな情報がありますが、WWFが現在の私たちの生活をずっと続けていくと2030年には地球が2個以上必要になると発表しています。消費活動をマイナスにとらえてしまうと経済が滞ってしまいますので、矛盾を1つ1つ見直しながらなるべくポジティブな転換ができないかと思い、もの作りに携わりたいと思うようになりました。自分のパーソナルな部分である育った環境も無視できないと思っています。生まれも育ちも東京なので自然に対して憧れがあったというのもありますが、19歳のときに母親を乳がんが原因で亡くしたのがきっかけでした。病気の家族を抱えているご家族の多くは、何が悪かったのか、何が原因だったかの答えがなかなか見つけられず、最初に行き当たるのが衣食住の“食”である食事療法。そういったものに若い頃から触れていたというのは大きく、9月末には『LTG FOODS(エルティージィー フーズ)』というレトルト食品をリリースしました。」と語った。

さらに、「普通に洋服選びをしている中で原料にまで意識がいくことはなく、どちらかというとデザイン性だったり、価格だったりすると思います。私の場合、肌が弱いこともあって化学繊維のインナーを身に付けていて肌荒れを起こしてしまうことがありました。その原因が最初は分からなくて悩んでいると、化学繊維で荒れてしまう方もいると聞いて、天然繊維のものに変えたら治ったという経緯があったので、自分が作るとしたら天然繊維で作りたいと思いました。それでなくてもストレス社会なので、なるべく肌に触れるものはストレス軽減ができたらと考えています。」と衣服についても話した。

同ブランドのコンセプト“サステナブルで優しい服”について、「原料や生産背景にこだわっています。また、できれば家庭で洗濯したりメンテナンスが楽にできればいいなと思いますし、それでいて長く愛用できるもの。さらに、気分が上がったり下がったりするのは知覚的な効果が大きいと思うので、環境に優しいだけではなくてファッション性も兼ね備えたものというのが特徴です。」と説明。

もう1つのコンセプト“旅をするように暮らす”については、「人生は旅だなと思っています。いつも旅の途中のような気がして、なかなかゴールが見つからずに目標があっても新たな課題が出てきて、そうやって一生生き続けていくのかなと思うとそれは旅に例えられるなと。実質、こういった仕事をしているので移動着としての役割を洋服に求めていることもあり、楽なものを作りたかったという理由もあります。」と話した。

環境保全もポイントの1つになっており、「可愛いデザインで大事にしたいと思っても、傷んでしまって処分する時に自然に還らない素材だったりするんです。処分した後は見えない部分ではありますが、海洋や海がプラスチックで汚染されていることがSNSの発達などによって見る機会も増えて、行く末はこんなになってしまうんだとショックを受けました。例えばウール100%の素材ならば時間はかかりますが、きちんと土に還元していく。そこはすごく重要だと思います。」と述べた。

ブランド立ち上げにあたり、“PREMIUM ECOMFORT”という造語を作ったという柴咲。「ECOMFORTというのは、エコロジカルでエコフレンドリーな、楽な洋服という意味で、ECOとCONFORTを掛け合わせました。でもそれだけだと楽ちんでデザイン性に優れていない感じに捉えられてしまうかと思い、目指すところである上質で長く愛用してもらうという意味も込めて“PREMIUM ECOMFORT”と名付けました。」と思いを語った。

この日は制作現場の模様も紹介され、「企画から生地選びも自分でやります。パターンは引けないのでパタンナーさんにお願いして、形を作ってもらい修正してというのを繰り返す。自分で試着もしますし、様々な体型の方がいるので私だけではなくいろいろな方に着てもらっています。ものを作るのに私一人ではできないことで、たくさんの人に助言をもらいながら作っています。」と話した後、生地選びをした時の模様がモニターに映し出されると、「ブランドを立ち上げて初めて経験することばかり。生地は本当にたくさんあって、選べることは嬉しいことなのですが、とても悩みました。」と振り返った。

さらに、同ブランドの商品から4アイテムをお披露目。アバンティと共同制作したエコファーを使用したフード付きコートが紹介され、「アバンティさんの企業理念が「MES VACANCES」の考えととても似ていて、今回実現することができました。エコファーを作るのに化学繊維を使わないのはとても難しいことなんです。今回は布の部分にポリエステルを6%だけ使って、あとの94%をオーガニックコットンで作れたのは大きなこと。今までは100%化学繊維でエコファーは作られていたので、かなり頑張れたと思います。化繊だと洗濯できませんが、これはお家で洗濯できます。もちろんケアは必要で洗濯した後にブラッシングしてもらうと毛並みが戻りますので、愛着を持って愛用してもらいたいです。」とPRした。

次に、スーツケースに入れて仕切り代わりとしても使用できるバッグを紹介。サイズは大・中・小の3タイプがラインナップされており、「上下に板を入れていて、バック単体としても使えます。こちらもオーガニックコットンなので洗えます!」と笑顔を見せた。

テンセルを用いたロングワンピースが次に紹介され、「シワになりずらい素材なので旅に重宝すると思います。またテンセルは再生繊維なので土に還ります。加工する時に使う用材も自然のものを使っていて、そういった部分も気を使いつつ、着心地ももちろん良いものです。パットを入れているのでこれだけで完結する楽ちんなアイテムです。」と話した。

最後のアイテムとしてニットワンピースがお披露目され、「こちらはホールガーメントとと言って、1本の糸で編み上げています。普通は裁断して前後の身ごろがあるのでつなぎ目ができますが、一切ないので肌にあたらない。そしてウール100%なので自然に還る商品です。」と紹介。さらに、下げ札へのこだわりとして環境に優しいFSC認証紙を使用しており、「タグってムダになってしまいますが、売る時は必ず付けなければいけないものなんです。このブランドの大きな課題は、矛盾の1つ1つと対峙して解決していくこと。買う人にとっては切って捨ててしまうものでも、きちんと着目しながら作っています。」と語った。

また、プライベートトークも行われ、自身にとってリラックスできる瞬間は?と質問され、「お家です。昔から家に対して憧れがあって、間取り図を見てシュミレーションするのが好きでした(笑)。今は猫と暮らしていて、かなり忙しくさせていただいていますので、家でのちょっとした息抜きが最高で贅沢な時間です。」と答えた。

柴咲にとって“服とは?”という質問には、「16歳からこのお仕事をしていて、自分の価値も分からずに仕事が始まりました。ヘアメイクさんがメイクをしてくれて、スタイリストさんが洋服を用意してくれて、それに袖を通した瞬間に本番に立ち向う勇気をもらえるので、自信をもらえるものかなと思います。」と笑顔で話した。

柴咲自身、もの持ちが良いとのことで、「中学生の時に買ったTシャツを15年位着ていたことも。条件やメンテナンスが良いとそれだけ長く着れると感じました。今、ツアー中でリハーサルが終わった後にメイクさんに“お尻に穴があいているよ”って。10年履いたジーンズだったので、よく持ったなというのと、やってしまったなという失敗談でもあります(笑)。あまりにも着心地が良くて形も合っているので、ワッペンでも付けて使えたらと思います。」とエピソードを語った。

同ブランドのテーマの1つ『旅をするように暮らす』にちなみ、自身の暮らしを表すとどういったフレーズになるかと聞かれ、「“思いつきと当たって砕けろ”です。あとは、2017年の大河ドラマ「おんな城主 直虎」に出演した時に“やってみねばわからぬではないか”というセリフがあって、自分自身もそれを思いながらいろいろなことに挑戦して、今も重ねている気がします。多様性と言われているわりに窮屈だなと感じることがあって、もっと挑戦できる世の中でも良いのかなと思った時に、まずは自分自身が挑戦しないといけないなと。自分に対する評価が分かりやすく目や耳に入ってくる時代になって保守的になってしまうこともあると思いますが、絶対にやりたいと思うことには気にしすぎずに挑戦してほしいと思います。」と答えた。

そして最後に、「「MES VACANCES」が目指すものは、環境負荷を限りなくゼロにしていくということ。それはアパレル業界にとって難しく矛盾する部分ではありますが、これからも前向きに取り組んでいきたいと思っています。本日はありがとうございました。」と話し、会見を締めくくった。

アパレルブランド「MES VACANCES」は10/19(金)よりオンラインストアで発売開始。
今後の展開にぜひご期待ください!

■「MES VACANCES」
公式サイト:https://mesvacances.jp/
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