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柴咲コウ 「連続ドラマW 坂の途中の家」完成披露試写会!

柴咲コウ主演、「連続ドラマW 坂の途中の家」(WOWOWプライム)の完成披露試写会が4/23(火)都内で行われ、共演者と共に柴咲が登壇した。

原作は、『紙の月』、『八日目の蟬』といった代表作で知られる角田光代さんの“家庭に潜む究極の心理サスペンス”と賞賛された「坂の途中の家」。
乳児虐待死事件の補充裁判員に選ばれた主婦である主人公・山咲里沙子(柴咲)が、自らも幼い子どもを持つ母親として、次第に被告と自分自身を重ね合わせていくヒューマンサスペンスだ。

第1話上映前に行われた舞台挨拶にて柴咲は、「この作品のお話をいただき、無我夢中で脚本を読みました。6話あるのですが、ひとつの読み物を読むようにあっという間に読み進めました。そして読み終えてから、これを映像化することができるんだという喜びが沸きあがってきました。去年の11月頃から年末まで撮影をしまして、内容の濃い、テーマ性のある作品に関われたという思いでいっぱいになり、それをやっと皆さんに観ていただくことができてとても嬉しいです。」とコメント。

出演するにあたり、「周りの友人からWOWOW、特に『ドラマW』は重いテーマにも真摯に向き合ってきちんと深掘りして描いている枠だと聞いていたので、出演することができてすごく嬉しかったですし、実際に撮影に入っても6話というものあって自分の頭の中を整理しやすいというか、順を追って目星を付けやすいなか、進んでいきました。雰囲気がとても良くて、清々しい風が流れているような風通しの良い現場で、気持ち良く撮影をすることができました。」と撮影時のことも交えて話した。

同作の主題歌は、柴咲がグローバルアーティスト名MuseK(ミュゼック)として歌い上げる『silence』。自身が作詞も手がける英詞のバラード曲となっている。柴咲は、「撮影を終えてすぐに作詞に取り掛かりました。里沙子を演じ終えたばかりのホヤホヤの状態だったので、すぐに物語に没入して再構築することができました。自分でも経験があるのですが失意の底にいると、大波というより凪のような状態に静かにポツンと孤立しているような気分になる時があるんです。凪で静かなのに誰にも触ってもらえない、自らその穴に入ってしまったような孤独感を思い描きながら紡いでいきました。」と楽曲に込めた思いを語った。

さらに、自身が演じた役について、「共感する部分と反する部分とどちらもありました。私自身は物事をはっきりと言ってしまうタイプ。口に出せないもどかしさもありますが、伝えないと始まらないと思ってしまうので、そういった部分は相反するかなと思います。とはいえ、ダイレクトに思いを伝えることが出来なかったり、相手の反応をうかがってしまったり、空気を読みすぎるところもありますし、生まれた環境、育った環境、例えばクラスメイトに言われた一言に傷ついて閉じこもってしまった経験もありますので、なかなか一歩踏み出せない気持ちはすごく分かりました。
ただ、母親の経験が私にはないのでそこは想像力でしかなく、子供がいるから家族がいるから豊かだとか、幸せだと一概には言えない閉ざされた空間で巻き起こる一喜一憂がたくさんあるんだろうなと思い描きながら里沙子という役を演じました。」と話した。

また脚本を読み、自身の心境に変化があったそうで、「読んだ瞬間から“社会とは?”とか、社会での自分の役割を考えるようになりました。頭が疲れるくらい、ここ最近はずっとそのことを考えていて、重要なテーマを与えられたと思っています。また、今はSNS社会なので例えば私だと“ひとり暮らし・おひとり様・晩御飯・おうちご飯・ひとり飯”といったように、自分にまつわることが検索しやすくなる分、人の生活を垣間見たり想像したりするのが疎遠になっているのかなと感じていて、自分とは全く違う生活をしている人の生活や思いにもう少し歩み寄りたいと思えました。」と語った。

この日は劇中で柴咲演じる里沙子の娘役を演じた松本笑花さんがサプライズ登場。柴咲は笑顔で迎え入れ、「会えて嬉しい。ちょっと大きくなった?髪も伸びたね。可愛くなりました。」と満面の笑みで語りかけ、さらに、「子役っていうのも不思議なくらい自然で、私自身も自然にお芝居することができました。勉強させていただきました。ありがとうございました。」と絶賛した。

そして最後に、「言ってしまった一言が人を傷つけてしまうのではないかという思いやりも必要だと思いますが、何かを言うことが罪になるような社会になってほしくないし、バランスであり想像力が必要な世の中なんだとこの作品に関わったことでより深く考えるようになりました。皆さんも考えるきっかけにしていただけたら嬉しいです。ありがとうございました。」とメッセージを送った。

「連続ドラマW 坂の途中の家」は、4/27(土)よりWOWOWプライムにて毎週日曜22:00~放送開始。(第1話無料放送)
ぜひご覧ください!

【ストーリー】
山咲里沙子(柴咲)は、三歳の娘・文香と夫(田辺誠一さん)と三人で平穏な日々を送っていた。そんな時、裁判所から刑事事件の裁判員候補者に選ばれたという通知が届く。対象となる事件は、里沙子と同じ年頃の専業主婦の母親・安藤水穂(水野美紀さん)が、生後八ヶ月の娘を浴槽に落として虐待死させたという衝撃的な事件だった。
裁判所での面談を経て、里沙子は、裁判員の誰かが急病などで欠席せざるを得ないとき、代わりに裁判員を務める「補充裁判員」に選ばれた。同じ子供を持つ母として、我が子を殺めた水穂に嫌悪感を抱く里沙子だが、裁判の開廷後、徐々に安藤水穂という被告自身の境遇に自らの過去の記憶を重ねていくことになる。家庭という密室で、夫婦、そして親子の間で交わされた言葉は、時に刃物のように突き刺さることがある。里沙子はやがて自身の心に眠っていた混沌とした感情に惑わされていく─。
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