美村里江
美村里江 舞台「ふるあめりかに袖はぬらさじ」出演決定!
美村里江が、9月より上演の新橋演舞場9月公演「ふるあめりかに袖はぬらさじ」に出演することが発表された。
同作は、 1972年に有吉佐和子によって書かれた戯曲で、杉村春子が主演・お園役で初演した作品。松竹では1988年より、坂東玉三郎にお園役が引き継がれ、2007年には初めて歌舞伎として上演。以降、新劇や歌舞伎、新派、音楽劇など、さまざまな形で上演され、愛され続けてきた名作だ。
尊皇攘夷派と開国派がしのぎを削る幕末。時代の大きな転換期を迎え、様々な思惑と共に“噂”は真実をもかき消してしまうほどのスピードで広がっていく。その様子はまるで、
SNS 時代とも言われる現代を思わせ、幕末から遠い時代を生きる我々の胸にも迫るものがある。そして、時代の大波を受けながらもたくましく、時に狡猾に生きる人々の姿が“生きる”という本質を問いかける。
美村は、青年・藤吉と恋仲で噂の中心人物となる遊女・亀遊を演じる。
新橋演舞場9月公演「ふるあめりかに袖はぬらさじ」は、2023年9月より新橋演舞場にて上演。
ぜひご期待ください!
【あらすじ】
時は幕末。横浜の遊郭・ 岩亀楼で、米国人の身請けに応じず「露をだにいとふ倭の女郎花ふるあめりかに袖はぬらさじ」という辞世の歌を残して、ひとりの遊女が命を絶った。その歌は尊王攘夷派の中でもてはやされることとなり、お園もその噂の流布に一役買います。
時代に翻弄されながらも真実はどんどん歪められていき――。
(敬称略)