秋田汐梨 映画『リゾートバイト』完成披露舞台挨拶
秋田汐梨が出演する映画『リゾートバイト』の完成披露舞台挨拶が9月27日(水)に行われ、監督・キャストとともに秋田が登壇した。
本作は、2009年に「ホラーテラー」(怖い話投稿サイト)に初投稿され、その後「2ちゃんねる」に再投稿されると、そのあまりの怖さと秀逸な展開で話題を集めた都市伝説を映画化したもの。旅行を兼ねてリゾート地でのアルバイトを行うことになった男女3人組が、旅館にある“秘密の扉“を探る肝試しを提案されたことをきっかけに、思いもよらぬ恐怖体験をしていく様が描かれる。
本編上映前に行われた舞台挨拶にて秋田は、「映画はすごく怖いので、この舞台挨拶では皆さん楽しんでいただければ幸いです。よろしくお願いします。」とあいさつ。続けて、「私が演じた希美という役は、カーレースが好きな元気な女の子。(伊原さん演じる桜と、藤原さん演じる聡の)ふたりとは幼馴染なのですが、桜と聡がお互いに好意があると分かっているのになかなか発展しない、そんなふたりを結びつけようと、陰ながら応援している女の子でした。」と自身が演じた役どころを説明。また本作の見どころについて聞かれると、「ホラーが苦手な方もいらっしゃるかと思うのですが、撮影をした白石島のきれいな景色のシーンや、純粋にリゾートでのアルバイトをしている3人のシーンもあったりするので、そういったシーンで少し息抜きをしていただければと思います。」とホラーが苦手な方でも楽しむことができると本作の魅力を紹介。さらに撮影をした白石島での思い出について聞かれると「本当に景色がきれいだったので、撮影終わりに浜を散歩したり、泊まっていた民宿のバルコニーでは、カフェラテを飲みながら台本を読んだりして過ごしていました。お休みの日には、スタッフさんと一緒にバーベキューをしたこともあって、それがすごく楽しかったです。」と回答していた。また、本作のキャッチコピーが“絶対に先が読めない86分”であることにちなみ、これまでに予想できなかった出来事や経験をしたことがあるかと質問されると、「少し前の話ですが、家に帰ったときに鍵が見当たらなくて、姉に鍵を開けてもらったのですが、鍵が家にあるかと思ったらなくて。どこに置いてきちゃったのかと記憶をたどってみたら、今朝、家を出るときにごみを捨てていったなと思って、ゴミ捨て場に見に行ったら、ゴミと一緒に置いてきてしまっていたようで、そこに鍵があって。早朝に家を出て、夜に帰ってきて、一日たってもまだ鍵があったので、民度の良さに感動しました(笑)。」と仰天のエピソードを披露していた。
最後に「この映画は白石島のきれいな景色だったり、ちょっとコメディーっぽい要素だったりも盛り込まれていて、ホラーが苦手な方も楽しんでいただける映画になっていると思います。ぜひ楽しんでください。本日はありがとうございました。」と観客にメッセージを送って舞台挨拶は終了した。
映画『リゾートバイト』は10月20日(金)よりグランドシネマサンシャイン池袋、イオンシネマほか全国公開。
ぜひ劇場でご覧ください。
【あらすじ】
大学に通う内田桜(伊原六花)は引っ込み思案の性格で、なかなか周りに溶け込めない生活を送っていた。幼馴染で同じ大学に通う真中聡(藤原大祐)が、そんな桜を気分転換のために同じく幼馴染の華村希美(秋田汐梨)を誘い、旅行を兼ねてとある島にある旅館でアルバイトをすることに。
桜たちが働くことになった旅館は、夫婦とフリーターの岩崎で営んでいた。ただ、旅館の主人・健介(坪内守)が足を怪我したことで、桜たちをバイトとして雇うこととなる。本格的なシーズン前でもあり、十分な休憩時間があった桜たちはリゾート地を楽しむことができ、その中で桜も自然と笑顔を取り戻していく。そんなある日、桜は女将の真樹子(佐伯日菜子)が毎晩、深夜にひっそりと廊下を歩き、食事を運んでいる姿を目撃し、言い知れぬ不安を抱く。それから数日後、夕食時にフリーターの岩崎から桜たちは肝試しを提案される。その内容は桜が目撃した深夜に食事を運ぶ女将が向かう、この旅館の隠し部屋へ行くことだった。
不安を感じる桜であったが、岩崎の強引さに負け、女将の後をつけて隠し部屋へと向かうことになる。いつものように深夜に食事を運ぶ真樹子は壁に見える隠された扉を開けて中へ入っていくが、ものの5分もたたないうちにすぐに出てくる。しかし、女将が運んでいた食事はすべて空に。その様子に違和感を覚える桜であったが、岩崎はさらにおもしろがり、二人一組で女将が向かった隠し扉から中へ入ってしまうことになってしまう。最初に桜と聡がその扉を開けて中へ入る。そこにはいきなり不気味な階段があり、怖がりの桜はそれ以上進むことに恐怖を覚えていると、聡はそんな桜に気づき一人で階段をのぼっていく。この出来事により桜たちへ後戻りできない恐怖体験が始まる。