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松雪泰子 舞台「無駄な抵抗」開幕!

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松雪泰子出演舞台「無駄な抵抗」が、1111日(土)世田谷パブリックシアターにて開幕した。

 

同作は、これまでも独創的な観点から、あらゆる空間や時間を自在に描き出し、日常と地続きにある不思議な世界を立ち上げてきた前川知大と世田谷パブリックシアターが 4 年ぶりにタッグを組む新作。

古代ギリシャの叙事詩、ホメロスの「オデュッセイア」を原典とした新たなスケールのストーリーに挑戦した2019年の『終わりのない』に続き、今回前川が選んだテーマは、ホメロスの後に登場した古代ギリシャ悲劇。ソポクレスの「オイディプス王」に代表されるように、ギリシャ悲劇の大テーマである「運命」を扱う。

『終わりのない』では神々と別れた人類の成長と意識の目覚めを、一人の青年に託して描いた。今作では、オイディプス王のように、世界という巨大な力「運命」に抗おうと、自らの意志を信じて生き始めた人たちを描く。

古代ギリシャ劇を発想の源泉として、前川は「運命」と「自由意志」をテーマに新たな作品の創作に挑む。前川はそこで、何を描きあぶり出し、現代に何を問うのか。

 

初日を迎えた松雪は、「無駄な抵抗、初日を迎えました。作品の世界を言葉を紡いで、繋げていくその先に体感するものは何かを模索し続け、この日を迎えました。運命とは何か。人間の自由意思とは。抵抗とは何か。最後に広がる景色に何を思うのか。劇場にて体感してください。お待ちしております。」とコメントを寄せた。

 

舞台「無駄な抵抗」は、~1126() 世田谷パブリックシアター、129()1210() 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて上演。

ぜひ劇場でお楽しみください。

 

 

【あらすじ】

その駅は半年前に電車が停まらなくなった。どの電車も通過するだけ。住民は困惑しながらも、隣の駅まで行くなり、他の交通手段を使うなりして日常を守っていた。駅ビルは寂れ、駅前の広場は活気を失った。

占い師として活躍していた桜(松雪泰子)は地元に戻ってカウンセラーとして再出発する。クライアントとして現れたのは、同級生の芽衣(池谷のぶえ)だった。

芽衣は、かつて桜に言われた言葉に強く影響を受けていた。その言葉が自分の性格と人生を決定づけ、苦しんでいると言う。あれは予言であり、呪いだったと。

駅前広場で始まる対話は、次第に芽衣を取り巻く奇妙な運命を明らかにしていく。

幼い頃の父の態度、叔父との関係、予言を避けるためにした選択、母の残した手紙、芽衣の入れ込むホストの出生の秘密。叔父が探偵まで雇い、芽衣を監視していたこと。

二人は、芽衣を苦しめているものが何なのか、そして芽衣の心に深く刺さった桜の予言をどうするべきなのか、考える。

広場では、関係者たちが二人の会話に聞き耳を立てている。