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奥平大兼

奥平大兼 「TAMA映画賞」最優秀新進男優賞を受賞!映画「君は放課後インソムニア」

奥平大兼

国内映画賞のトップバッターとして注目を集める「第15TAMA映画賞」の授賞式が1125日にパルテノン多摩で開催され、「最優秀新進男優賞」を奥平大兼が受賞した。

 

『君は放課後インソムニア』『ヴィレッジ』などの演技が評価され受賞となった奥平は「このような栄誉ある賞をいただけて、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。そして今回『君は放課後インソムニア』を制作するにあたって監督や、演者の皆様、そして石川県七尾市の方々の協力がなければこの映画は作れなかったなと思っています。石川県七尾市の方々と原作のオジロマコト先生に本当に感謝の気持ちを表したいと思います。本当にありがとうございます」とスピーチした。

 

『君は放課後インソムニア』の丸太を演じる上で意識したことに関して、「原作を読ませていただいた時に、漫画の中に出ている雰囲気がとても素晴らしい作品だなと印象を受けまして、その雰囲気をぜひ実写で出せればいいなということを意識しました。一緒にお芝居してくれた、森七菜さんが自然な雰囲気を出すために、とてもナチュラルなお芝居をしてくれて、そのおかげで僕もナチュラルなお芝居ができました」と述べた。

 

撮影地“石川県七尾市”での思い出を聞かれると「原作で描かれている街並みがそのままで、本当にきれいな場所だなという印象を受けました。予告の冒頭でも海をバックにしてしゃべるシーンで、自然の力が画にそのままあらわれていたのかな、と最初に映画を見たときに感じました。それは七尾市の力でもありますし、七尾市の方々や街全体の協力があったからこそだなと思って、本当に七尾市の方々に愛されているんだなと実感しましたね」と語った。

 

今後取り組みたい役柄について聞かれると「自分がどういう性格か正直わかっていないんですけど、いろんな役を重ねるにつれて、その役の気持ちがわかっていくので、それがだんだん積み重なって自分の性格になっているのかなと最近になって思うようになりました。まだ自分自身のことがわかりきれていないんですけど、自分が感じたことがないことであったり、感じるにはちょっと難しいような役にチャレンジしてみたら面白いかなと思っています」と明かした。

また、最近話題となったNTVドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』で演じた星崎に関して「僕の中では一番、考え方や性格が近いのかなと思っていて、そのおかげで実際にお芝居している最中も、自分のことを語っているような感覚になって、お芝居してる感覚がいい意味でないという特殊な経験をさせていただきました」と語った。

 

 最後に今後の抱負について聞かれると「自分が若い世代の役者の一人として、若い子の気持ちを表現するような役が、ずっとできるわけではないというのを実感していまして、今の自分にしかできないお芝居を大切にするべきなんだなと思うようになりました。これからの作品も自分の若い力を借りて表現していきたいですし、映画、お芝居を通して、見ていただく方々に何かを伝えるってことの楽しさであったり、やりがいをすごい感じることがすごく多くて、それを来年も今後も引き続き皆様に伝えられるような役者になれればと思います」と意気込んだ。

 

TAMA映画賞は、前年10月から当年9月に一般劇場で公開される作品及び監督・キャスト・スタッフを対象に、市民ボランティアの実行委員が選考。「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れるいきのいい作品・監督・俳優」を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰する。