【越山敬達インタビュー】ドラマ『天狗の台所 Season2』にオン役で出演中!
月刊漫画誌「アフタヌーン」(講談社)で2021年から連載中の人気コミック『天狗の台所』が2023年にBS-TBSで実写ドラマ化。2024年に待望の続編『天狗の台所 Season2』がOA中!天狗の兄弟が送るスローライフとその仲間たちの姿を描く物語で、越山は前作に続きNYの生まれの天狗の末裔・オンを演じる。作品への思いや2025年の目標について聞いた。
■前作に続き『天狗の台所 Season2』への出演となりますが、続編制作を聞いたときはいかがでしたか?
Season1のクランクアップのときに「またやれたらいいね」という話をしていたので、Season2の話をいただいたときは「本当にやるんだ」という気持ちと「またあの撮影ができるんだ」という嬉しさがありました。
■前作でオンを演じてから1年くらいたちますが、Season2の撮影に入る前にどんな準備をされましたか?
Season1のときは自然に演じたものがオンになっていたという印象が僕の中で強かったので、Season2の撮影に入る前も、特に準備をせずに自分のままで演じようと思っていました。
■Season1でオンはたくさんの経験や成長をしましたが、ご自身はSeason1の撮影期間を通じて成長したところはどこでしたか?
自然に演じていたので、ありのままで演じる楽しさがより深くわかったと思います。
■共演の駒木根葵汰さん、塩野瑛久さんと久しぶりに一緒にお芝居されていかがでしたか?
1年ぶりだったのでちょっと緊張したところもあったんですけど、スタッフさんもほとんど同じメンバーだったのですぐに馴染めました。「本当に大きくなったね」とは言われすぎてすごく印象に残っています。本当にみなさんに言われました(笑)。
■久しぶりの『天狗の台所』の撮影はいかがでしたか?今回撮影現場で一番印象に残っていることはありますか?
クランクインの日に1年ぶりに撮影場所の兄の基の家に帰ったということが一番印象的でした。“また撮影がこれから始まるんだ”という気持ちと“またここに来たな”と少し安心したような、ちょっと嬉しいような気持ちが印象に残っています。
■本作ではニューヨークに帰るチケットを購入するため、オンが自身でお金を稼ぐために野菜を販売したり、成長をする姿を見ることができますが、ご自身がこの撮影を通じてさらに成長した部分はありますか?
僕自身、『天狗の台所 Season1』やいろいろな現場に行かせていただいて、今回お芝居のことだけではなくて“本読みのときに監督がこう言っていたな”とか、カメラ前の立ち位置を考えられるようになったなと思いました。気がついたら自然とできるようになっていて、後からプロデューサーさんからも「そういうことを考えられるようになったね」と言われて改めて実感しました。
■作品中で美味しそうな食事がたくさん登場してカットがかかってきても食べてしまうということを駒木根さんもお話しされていましたが、特に印象に残っている料理はありますか?
色々なところで毎回言っているんですけど、第一話に出てきた「海老の頭の殻をいってだしを取ったつけ汁」が本当に美味しくて…。これから先、何度聞かれても同じ答えをしてしまうと思うぐらい美味しかったです。
■今まで食べられなかったけど、作品がきっかけで食べられるようになったものはありますか?
ゴーヤが苦くて得意ではなかったんですが、ゴーヤチップスとか、作品中に出てきたゴーヤサラダ、ゴーヤチャンプルは食べることができて、調理方法次第でゴーヤも克服できそうだなと思いました。
■オンを演じたことで食に対する考え方が変わったところはありますか?
ときどき“自分で作ってみようかな”と思うようになりました。食にも興味を持つようになりましたね。
■2024年、いろいろなお仕事に挑戦したと思いますが、どんな1年でしたか?
楽しくやりたいという気持ちはずっと変わらないんですけど、ある意味成長の1年だったと思います。『天狗の台所』や、他にも映画の撮影をしたりする中で、俳優としていろんな監督との出会いがあって、「こういう考えの監督もいるんだ」と世界が広がったり、EBiDAN NEXTとして音楽活動でも今グループを組ませてもらっていますけど“前までの考え方はちょっと甘かったな”とか、そういうことを今年はすごくたくさん感じました。
■2025年に挑戦してみたいことはありますか?
EBiDAN NEXTの活動も俳優のお仕事も今まで以上に進化していけたらと思っています。こういう役を演じたいという思いよりは、ご縁を頂いた作品を一つ一つ丁寧に演じていけたらいいなと思っています。
■最後に『天狗の台所 Season2』の見どころを教えてください!
今回無人販売所もそうですけど、オンがやりたいと言って始めることだったり、有意の兄の慈雨やオンと同世代の颯真といった新しいキャストも出てきて、Season1では見られなかった様子がSeason2は見られるんじゃないかと思います。もちろん隠遁生活や家族関係など変わらない良さもありつつなので、変わらないところと新たに加わるエッセンス、そして美味しそうな料理と自然に注目して見てほしいなと思います。
<作品情報>
『天狗の台所 Season2』 ※飯綱オン役
毎週火曜日 よる9:00〜9:30/BS-TBS
<あらすじ>
第5話「米粉と蒟蒻」
天狗の里にお祭りの季節がやって来た。京都と、基(駒木根葵汰)が住む里で、毎年交互に行われる一大行事だ。オン(越山)は、一儲け出来るチャンスだ、と目を輝かせる。そんな折、オーブンの修理を頼んでいた電気屋がやって来た。助手席には、オンと同じくらいの歳の少年、颯真(原田琥之佑)が乗っている。電気屋の孫で夏休みの期間だけ預かっているのだという。親近感を覚えるオンは颯真に話しかけるが、冷たくあしらわれてしまい…。
(敬称略)
<プロフィール>
越山敬達(コシヤマケイタツ)
2009年4月21日、東京都出身
ドラマや映画で幼少期役の経験を多数積み、 2023年にBS-TBS『天狗の台所』にてメインキャストのオン役を射止めた。2024年9月には初主演映画『ぼくのお日さま』が公開。 同作は第77回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品・第16回TAMA映画祭最優秀作品賞受賞など注目を集める。 俳優の他、EBiDAN NEXTでのアーティスト活動や「ニコ☆プチ」でメンズモデルを務めるなど幅広く活躍中