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北川景子

北川景子 映画「ラーゲリより愛を込めて」出演決定!

北川景子の写真
北川景子が12月公開の映画「ラーゲリより愛を込めて」に出演することが発表された。

第二次世界大戦終了後、60万人を超える日本人がシベリアの強制収容所(ラーゲリ)に不当に抑留され捕虜となり、あまりにも残酷な日々に誰もが絶望する状況下において、ただ一人、生きることへの希望を捨てなかった人物…山本幡男。ラーゲリでの劣悪な環境により栄養失調で死に逝く者や自ら命を絶つ者、さらには日本人捕虜同士の諍いも絶えない中、山本は生きることへの希望を強く唱え続け、仲間たちを励まし続けた。同作は、自身もラーゲリに身を置き、わずかな食糧で過酷な労働を強いられていたが、仲間想いの行動とその力強い信念で多くの捕虜たちの心に希望の火を灯した実在の人物、山本幡男の壮絶な半生が描かれる。

北川は、山本の妻・山本モジミを演じる。
モジミは、第二次世界大戦中に家族と共にハルビンで過ごしていた中、突然の空襲により幡男とは「日本で落ち合おう」と約束を交わし、離れ離れに。幡男はそのままシベリアの強制収容所(ラーゲリ)に抑留されたため生存状況がわからない中、幼い4人のこどもたちと共に激動の時代を懸命に生き抜いた実在の女性。

同作について北川は、「この作品は、沢山の愛の物語です。
脚本を読み、終戦後10年が過ぎてもダモイ(帰国)への希望を捨てなかった男たちの、故国への、妻への、子どもへの、母への、それぞれの想いに胸が締め付けられました。
どのような厳しい状況に置かれても、明るく、前向きに、諦めないこと、生きる希望を捨てないこと。
それはとても難しいことだと思います。
山本幡男さんは、温かく、優しく、強い人だと思います。
幡男さんの言葉の一つ一つは、現代の社会で生きる私たちにも必要な教えばかりでした。
幡男さんから生きる希望をもらった仲間たちの、幡男さんへの熱い想い、妻モジミさんの夫を信じ続ける強い気持ち、愛に溢れた温かい物語です。」とコメント。

自身が演じる役について、「モジミさんは子ども4人を抱えながらも、希望を決して捨てず、「必ず帰る」という幡男さんの言葉を信じ夫の帰りを待ち続けました。
子どもが4人もいる戦後の生活は決して楽ではなかったと思いますが、持ち前の明るさと大らかさで、教員の仕事もこなし、家事(苦手だったようですが)も義母の助けを得ながら一生懸命にやられていたそうです。
なんて前向きで、強い人なのだろう、私も同じ状況で同じようにポジティブに考えられるだろうか?
家庭と仕事の両立で切羽詰まっていた私には目から鱗の明るさでした。
モジミさんは海に囲まれた場所で育ち、戦後も隠岐島で過ごしたそうです。
美しい海が広がり、風が通る場所で育ったから、モジミさんもひらけた大きな心を持っていたのかもしれません。
一歩外に出れば、どこまでも続く広い海で、この海も、空も、ラーゲリに繋がっているだろうか、あの人もまた同じ海を、空を、見ているだろうかと、想いを馳せながら過ごした日々だったのではないかと思いながら演じました。
二宮さんとは初の共演でしたが、お会いした日からもう幡男さんでした。
ああ、モジミさんはこの人を愛したのだなと、二宮さんを見て理解しました。
そういう意味では役作りには苦労しませんでした。」と語った。

そして、「私は所々の出演でしたし日本で帰国を待つ側でしたので、子どもたちとの楽しい家庭での何気ないシーンや、幡男さんとの若かりし頃の幸せなシーンなどがあって楽しい撮影でした。
瀬々監督と初めてご一緒しましたが、作品作りに妥協のないストイックさと、冗談を言って組を笑わせてくださるお茶目なところ、私は先にアップしてしまったのですがもう少し見ていたかったです。
そして何より、主演の二宮さんと、二宮さんの周りの男性陣がとんでもなく魂を燃やして、命を削って演じられている姿を早く皆様に見ていただきたいです。
憂うことの多い昨今だからこそ、必要な作品だと感じます。
真っ直ぐな人間の愛に包まれ、癒され、温かい気持ちになっていただけると思います。
一人でも多くの方にこの作品が届く事を願っています。」とメッセージを送った。

映画「ラーゲリより愛を込めて」は、12/9(金)公開。
ぜひご期待ください!

★特報映像
https://youtu.be/Yei59rYSWpM