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小松菜奈 映画「ムーンライト・シャドウ」主演決定!

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小松菜奈が2021年秋公開予定の映画「ムーンライト・シャドウ」で主演を務めることが発表された。

同作は、吉本ばななさんの大ヒットベストセラー小説「キッチン」に収録されている短編小説「ムーンライト・シャドウ」の映画化。ファンの中では初期の名作との呼び声も高い同作は、1987年に吉本さんが大学の卒業制作として発表し、日本大学芸術学部長賞を受賞、さらに翌1988年に泉鏡花文学賞も受賞した作品だ。

メガホンをとるのは、国際的に高く評価されているマレーシア人映画監督の一人・エドモンド・ヨウ監督。最大限の原作への尊敬と愛情を抱きながら、幻想的で詩情豊かな物語を描くその手腕で新境地へと挑戦する。

突然訪れる恋人の死をなかなか受け入れることができない、主人公・さつきの一人称の視点で描かれる同作。小松は、主人公・さつきを演じる。

出演にあたり小松は、「吉本ばななさんの「キッチン」はもちろん知っていたのですが、今回「ムーンライト・シャドウ」のお話をいただいて、改めて原作を読むきっかけとなりました。「さっきまで目の前にいた人が急にいなくなってしまう」でも周りの日常は何も変わらない。どれだけ自分や誰かを責めても二度と戻る事ができない…その時から時は止まってしまうのだろう。走り出したり、止まったり、ぽつぽつと歩く。その繰り返しの日々の中で登場人物が何かを抱き締めながらも、哀しみ・喪失感・絶望・孤独 それだけじゃない、乗り越えようとする人間のエネルギーみたいなものを吉本ばななさんの生み出す一つ一つの魅力的な言葉から感じました。いつか人生で経験する「死」、このようなカタチで再び本を開くきっかけとなってよかったと思います。」とコメント。

撮影を振り返り、「主人公のさつきは普通の子だからこそ難しい部分もありましたが模索していく中で、さつきと同じ感情になった瞬間は嘘がないような気がしました。
撮影中はエドモンド監督の描きたいシーンについて、みんなが監督を信頼しているからこそ、私たち役者の感情を大事にしていただき、スタッフさんのアイデアや意見も取り入れて、最終的に一つになるという現場でした。」と話した。

さらに、「今回、監督とご一緒できて、また一つ私の新しい扉を開けていただいたと思います。
自分でもどんな風に完成しているのか未知の世界で、こんなに想像がつかない作品は初めてかもしれません。
だからこそ作品の完成がとても楽しみです。
是非、皆さんも楽しみにしていただけたら嬉しいなと思います。」とメッセージを送った。

映画「ムーンライト・シャドウ」は、2021年秋公開予定。
ぜひご期待ください!