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松雪泰子

松雪泰子 音楽劇「海王星」出演決定!

松雪泰子が12月より上演されるPARCO PRODUCE 2021 音楽劇「海王星」に出演することが発表された。

同作は、寺山修司さんが「天井桟敷」結成前、1963年に書いた未発表の音楽劇の舞台化。
出港しない船上ホテルを舞台に繰り広げられる、父と息子と父の婚約者をめぐる、甘く哀しい祝祭劇で、詩的な音律で彩られた言葉、想像力をかきたてられる魅惑的で怪しい登場人物によって繰り広げられる世界は、まさに「寺山ワールド」の原点ともいえる作品だ。

舞台は、戦艦の船底にある「北海岸ホテル」。
嵐で船出を先延ばしにされた怪しげな人々が集まり、かりそめのパーティーに興じている。
主人公・猛夫は一人落ち込んでいる。父、彌平の乗る船が嵐で難破し死んでしまったのだ。
悲しむ猛夫のもとに、父と再婚し、義母となるはずだった魔子が現れる。
彌平の思い出を語り合う内に惹かれ合う猛夫と魔子、しかし、死んだはずの彌平が、生還したことにより、悲恋へと舵を切る。恋仇となった仲の良い親子、さらに猛夫を慕う那美と悪魔的少女そばかすの存在が、3 人の恋慕を悲劇的に加速させる。そして、魔子の心は揺れるまま、彌平との結婚式を迎える。物語は、この 5 人を軸に、ブルースを唄う老婆や昆虫採集の少女たちなど寺山修司的な登場人物が現れ、様々な心情を唄い踊り、物哀しい祝祭劇を彩っていく。

松雪は、主人公・猛夫の父・彌平の婚約者、魔子を演じる。

出演にあたり松雪は、「寺山修司さんが「天井桟敷」結成前に書き下ろされた幻の音楽劇「海王星」、このたび初演になります。
今は、寺山ワールドを体験できる喜びにあふれています。
半世紀以上を経た今、寺山さんが生きた時代とは、異なる時代を生きる我々が生み出す「海王星」がどんな世界に立ち上がるのか。キャストの一人として、今から楽しみでなりません。幻想的な世界観を劇場で体感していただく観客の皆様の五感に、いやそれ以上の感覚に届く作品になりますよう稽古に励みたいと思っております。
この度、演出家の真鍋さん、そして音楽を担当される志磨遼平(ドレスコーズ)さん、皆様とのコラボレーションも、とても楽しみにしております。
2021 年 12 月、PARCO 劇場今年最後の上演になります。劇場にてお待ちしております。」とコメントを寄せた。

音楽劇「海王星」は、12/6(月)~30(木)PARCO劇場にて、2022年1月、大阪・富山・仙台・青森・名古屋にて上演予定。
ぜひご期待ください!