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小松菜奈 映画「ムーンライト・シャドウ」本予告&メインビジュアル解禁!

小松菜奈主演映画「ムーンライト・シャドウ」の本予告とメインビジュアルが解禁となった。

同作は、吉本ばななの大ヒットベストセラー小説「キッチン」に収録、ファンの中では初期の名作との呼び声も高い短編小説「ムーンライト・シャドウ」の映画化。

小松は主人公・さつきを演じる。

この度、60秒の予告映像が解禁。
「等はいつも、小さな鈴を肌身離さず持ち歩いていた。それは彼のそばを最後まで離れない運命となった──。 」
さつき(小松菜奈)の含みのあるナレーションとともに始まる映像には、失くした鈴をきっかけに出会い、恋に落ち、付き合い出すさつきと等(宮沢氷魚)の幸せいっぱいの姿が。そして、等から紹介され、初めて会ったときから意気投合した等の弟・柊(佐藤緋美)とその恋人のゆみこ(中原ナナ)との、何気ないけれど穏やかで幸せな4人の日々が、安らかでどこか神秘的な音楽とともに美しく収められている。
そして、突然の着信音により状況は一変。「事故があって、二人とも、死んだ──。」柊から電話越しに受けた突然の訃報に、深い哀しみに打ちひしがれ、生きる気力さえも失ってしまったような、痛々しいさつきの姿が画面いっぱいに映し出される。そしてコラボレーションソングの「Parallax」がかかるとともに、不思議な女性・麗(臼田あさ美)
に出会い、「満月の夜の終わり」に「死者と再会できる」〈月影現象〉という不思議な現象に導かれていくさつきと柊の姿が描かれる。さつきの中に湧き上がる等と過ごした愛しい記憶、「もう、その音は、私の頭の中にしかなくて……」涙を流しながらあふれる想いを“声”に出すさつき。彼らは愛する人との別れをどう乗り越えるのか──。「どこかとどこかの歯車が、偶然噛み合ったら、何かが起こるのかも。」最後の等からのメッセージに込められた意味とは?
「さよなら」の先にある「はじまり」がどのように描かれるのか、本編が待ち遠しい。

さらに、同作のメインビジュアルも解禁。
先日解禁されたティザービジュアルでは、美しくも力強ささえ感じる主人公・さつきの姿が大きな反響を呼んだが、今回解禁となったメインビジュアルには、さつきとその愛する人、等の姿が…。二人は同じ空間にいて、お互いを見つめ合っているかのようだが、さつきと等、それぞれの目には一体何が写っているのか、それぞれは何を思い、どこへ向かおうとしているのか、見る者によってさまざまな捉え方ができるビジュアルとなっている。また、「ひとつのキャラバンが終わり、また次が始まる。」と綴られたコピーは、原作の小説でも非常に印象深く刻まれている、主人公・さつきの台詞。「キャラバン」という、一見聞きなれないが心の奥深くに残るその言葉からは、吉本ばななさんの作品が内包する、現実と妄想の狭間のような独特の世界観が浮かび上がり、それは映像となった本作でも、まぎれもなく描かれている一つの“メッセージ”であると言える。
そのメッセージに込められたものとは一体何なのか、さつきの視線の先には一体何が映し出されているのか、是非スクリーンで確かめてほしい。

映画「ムーンライト・シャドウ」は、9/10(金)公開。
ぜひご期待ください!

【ストーリー】
さつき(小松菜奈)と等(宮沢氷魚)は、鈴の音に導かれるように、長い橋の下に広がる河原で出会った。恋に落ち、付き合うまでに時間はかからなかった。等には3つ下の弟・柊(佐藤緋美)がいて、柊にはゆみこという恋人(中原ナナ)がいた。初めて4人で会ったときから意気投合し、自然と一緒に過ごす時間が増えていく。食事をしたり、ゲームをしたり、ゆみこが気になっているという〈月影現象〉について「もしも現実に月影現象が起きたら、誰に一番会いたいか?」を語りあったり。何気ないけれど穏やかで幸せな日々が過ぎていくなかで、別れは前触れもなくやってきた。等とゆみこが死んだ──。深い哀しみに打ちひしがれるさつきと柊。愛する人を亡くした現実を受け止めきれず、ショックで食べることも忘れ、ひたすら走るさつき。そんなさつきを心配しながら、ゆみこの制服を着て何かを感じようとする柊。それぞれの方法で哀しみと向きあおうとしていた。ある日、2人は不思議な女性・麗(臼田あさ美)と出会い、少しずつ“生きていく”という日常を取りもどしていく。そして、以前みんなで語り合った〈月影現象〉に導かれていく。もう一度、会いたい、会いに来てほしい──。その現象とは、満月の夜の終わりに死者ともう一度会えるかもしれない、という不思議な現象だった……。

(敬称略)