奥平大兼 映画「マイスモールランド」第72回ベルリン国際映画祭/全部門の作品から選出される【アムネスティ国際映画賞】から特別表彰!
ドイツ・ベルリンで、2/10から開催されている世界三大映画祭のひとつ《第72回ベルリン国際映画祭》。本映画祭の全ての部門の作品から選出される《アムネスティ国際映画賞》から、奥平大兼出演映画「マイスモールランド」がスペシャル・メンション(特別表彰)を授与されたことが発表された。2005年から17年間づづく、この映画賞から日本作品が栄誉を受けるのは、今回が初となる。
同作は、是枝裕和が率い、西川美和が所属する映像制作者集団「分福」の気鋭の若手監督・川和田恵真監督の商業映画デビュー作。クルド人の家族とともに生まれた地を離れ、幼い頃から日本で育った17歳のサーリャ。同世代の日本人と変わらない、ごく普通の高校生活を 送っていたが、あるきっかけで在留資格を失い、家族の日常が一変する…。埼玉には、約2000人のクルド人が住む地域があり、そこに暮らす女子高生サーリャ(嵐莉菜)が主人公。彼女が、東京に住む日本人の少年・聡太(奥平)との出会いをきっかけにアイデンティティに葛藤し、成長していく物語が描かれる。
2005年以降、国際人権NGO「アムネスティー・インターナショナル」は、ベルリン国際映画祭で上映された作品の中から人権問題をテーマにした作品に対して《アムネスティ国際映画賞(Amnesty International Film Award)》を授与している。2022年度は、ベルリン国際映画祭に正式招待された全部門の中から15作品が事前にノミネートされており、ベルリン現地2月17日に、本年度の《アムネスティ国際映画賞スペシャル・メンション(特別表彰)》として『マイスモールランド』を選出したことを発表。同映画賞の公式発表では、「私たちは今回の栄誉ある授与について『マイスモールランド』は、世界中で起こりうる出来事を、力強く語った映画作品だと思いました。難民への非人道的な扱いを批判しながら普遍的テーマを描いています。作品から学ぶことが多く、ぜひ多くの方に見ていただきたいと思います。」と審査員らのコメントが掲載された。
今回の受賞に奥平は、「日本に住むクルド人の方々について、僕は演者としてこの映画に関わらせて頂いて、初めてしっかりと考えることができました。そして映画として作品にするのはとても難しいことだと感じていました。それがこのようにベルリン映画祭の舞台で評価していただけてとても嬉しいですし、これが、より多くの方々に見ていただけるときっかけになれば良いなと思います。」とコメントを寄せた。
映画「マイスモールランド」は、5/6(金)新宿ピカデリーほか全国公開!
ぜひご期待ください!